悩み
- 子供が得意なことを見つけたい
- 子供が得意なことって何があるんだろう
- 子供が得意なことがわかったらどうしたらいいんだろう
こういった悩みに答えます。
この記事の内容
- 子供が得意なことを見つけるために大事な3つの視点
- 子供が得意なことはたくさんある!動詞を意識して探してみよう
- 子供が得意なことがわかったら子供に教えて何度も口にしよう
この記事を書いている私は子育て5年目の主婦です。
自分自身の自己理解経験があります。
今回は大人向けの自己理解本やYouTubeを参考にして、子供向けにまとめました。
実際に私は子供の得意なことが分からなかったけど、今回ご紹介する方法で気づくことができました。
そんな私が解説していきます!
この記事を読むことで
子供が将来「やりたいことがわからない!」という悩みを減らすことに繋がります。
子供が得意なことを見つけるために大事な3つの視点
- 当たり前にやっていることは何?
- 人からお願いされていないのに自分からやることは何?
- 無意識にやっていることは何?
それぞれ解説します!
✓当たり前にやっていることは何?
子供が得意とすることは、子供にとっても親にとっても当たり前だと感じている行動から見つかります。
例えば、自分からする挨拶です。
自分から積極的に挨拶するということは、自分の声を人に聞かせることに抵抗がなく自信がある現れです。
人とのコミュニケーションを楽しむ力があると考えられます。
もちろん「人に対する警戒心がなくて心配だ。」という見方もできます。
しかし、子供のうちから「こんな危険なこともあるから気を付けるんだよ!」と犯罪のニュースを使って、子供に警戒心を持つ大切さを伝えるのも良いでしょう。
得意なことを探そうとすると、何か新しいことをしよう!となりがちですが、すでに当たり前にやっていることに焦点をあててあげると意外と見つけることができます。
✓人からお願いされていないのに自分からやることは何?
親や周りからお願いされていないのに、子供が積極的にやることはありますか?
子供が自ら積極的に行動することは得意なことでもあります。
例えば、「YouTube1時間だけ見てもいい?」「2ページだけ絵本読みたい」と自らルールを設けることも得意なことと言えます。
何気ないことだと感じるかもしれませんが、将来テスト勉強をする際に時間管理や計画を立てる力に繋がるからです。
時間管理や計画を立てることが得意であれば、企業に勤める必要もなく独立する選択も視野に入れることができる力だと考えることもできます。
他には、友達や下の子に靴を履かせてあげる行動も視野が広く、周りをよく見ているからこそできる事です。
このように、周りから求められていないのに自らやっていることは、その子の得意なことと言えます。
✓無意識にやっていることは何?
子供が何も考えず無意識に行っている行動にも得意なことは隠れています。
例えば、叱られたときに泣くのを堪えながら無言になって、話を聞けば「こうして欲しかった」と自分の考えを話すことにも得意なことが隠れています。
怒られてもただ反抗するのではなく、冷静に物事を分析し、自分が納得できること、できないことを考えることです。
簡単に言えば「感情に流されず冷静に考えることが得意」
人は感情で体が動きやすい生き物です。
嫌な気持ちになれば相手を攻撃したくなりますし、気分が良ければやる気がでます。
そんな感情を一旦冷静に分析して行動に移す力は余計なリスクを負わないリスクヘッジに繋がる行動とも言えます。
他には、無意識に始まる鼻歌です。メロディーがあっていないにも関わらず気にせず歌い続けたり、複数の曲を組み合わせて歌うことも得意なことと言えるでしょう。
大人が知っている曲だと、ついつい訂正したくなりますが、型にはまらず自由に表現する力は新しいものを生み出す力があるからこそできる事です。
子供が無意識にやっている行動があれば、ぜひ興味を持って観察してみてください。
子供が得意なことはたくさんある!動詞を意識して探してみよう
これまで解説した3つの視点を持ちつつ、動詞を意識して探すと得意なことは見つかります。
「得意なこと」とは言い換えると「行動」だからです。
私たちは子供の得意なことを探すときに名詞になるもので探しがちです。
例えば、かけっこが得意。歌が得意。ダンスが得意。などです。
なぜなら私たちが小さい頃、周りから「あなたは〇〇が得意だね」という風に名詞になるもので聞かされて育ったからです。
しかし、ここで改めて考えてみてください。
「あなたは〇〇が得意だね」と言われ育ったあなたは大人になった今、得意なことを活かせていますか?
ほとんどの方は活かされていないかと思います。
私自身も「図工が得意だね」と言われて育ってきましたが、大人になった現在は何の役にも立っていません。
もったいないと思いませんか?
子供の頃に得意なことだと言われてきたことが、大人になって役に立たないなんて。
今私たちは子供の成長のために得意なことを見つけようとしているのに、、、
なので、私は声を大にして伝えたいです。
「「名詞ではなく、動詞で子供が得意なことを見つけましょう。」」
例えば、下記のようなことです。
- 最後まで集中して走り切ることができる
- 歌詞を間違えずに歌い切れる
- 創作で踊ることができる
ここまで話を聞くと、「ほんとうに動詞の得意なことであれば大人になっても役に立つのか?」と
疑問に思われるかもしれませんが、きちんと役に立ちます。
実際に私は学生の頃、テストは嫌いでしたが、テスト勉強をどうやって進めていくか計画を立てることが得意でした。
この得意なことは大人になっても変わらず、仕事の進め方や旅行スケジュールなど計画を立てることに役立っているなと感じているからです。
このように動詞を意識して探すことで、大人になっても役立つ得意なことを見つけることができます。
子供が得意なことを見つけたら子供に教えて何度も口にしよう
子供が得意なことを見つけたら必ず子供に教えましょう。
子供自身が得意なことを理解することで、得意なことを意識するきっかけになります。
また、何度も親が口にすることで子供の自信につながります。
わが家の場合、子供は考えることが得意です。
「こうしたら早いよ!」「ポケモンに手伝ってもらったらできるよ!」と自分で考えて教えてくれるので、
私はよく「考えることが得意だね!」「あなたは考える力があるね!」と声をかけています。
初めの頃はただ嬉しそうでしたが、今では「考えたよ!」「僕が考える!」と積極的に考える事を意識するようになりました。
中には、得意なことを伸ばそうと意識するあまり、新しいことを学ぶ機会を逃すのでは?という考えがあるかと思います。
その考えには私も同意見です。
子供の成長に偏りができないように意識することも大切なので、子供が得意なことを見つけたからと言って安心してはいけません。
得意なことは幅広くたくさんあるものです。
覚えきれないからと言って得意なことをいくつかに絞ってはいけません。
子供の可能性を広げたいのであれば、私たち親はコレクションを集める感覚で子供の得意なことを探して書き出してみましょう。
そして、子供が成長し将来「何になりたいか」意識し始めた頃に、書き溜めた子供の得意なことリストをプレゼントすることで子供の役に立つかもしれません。
ぜひ、子供が得意なことを見つけたら子供に教えて、口癖のようにたくさんの得意なことを伝えてあげてください。
子供自身が得意なことを理解することで将来「やりたいことがわからない!」という悩みを減らせる
学生生活が終わり、就職活動が始まったときに「やりたいことがわからない」と悩む大人は多いです。
しかし、子供のうちに自分自身が得意なことを理解していると将来「やりたいことがわからない!」という悩みを減らすことができます。
理由は、自分が得意なことを活かせる仕事に絞ることで就職後に後悔したり、転職を無駄に繰り返すリスクが減るからです。
実際に私は約15年間やってきた図面を書く仕事を辞めて、好きだったパワーストーンを取り扱っているショップ店員に転職しました。
はじめの頃は、好きなものが近くにある環境に幸せを感じ、転職してよかったと思っていました。
しかし、お客様に商品を提案して売ることが苦手だったり、レジでの金額打ち込みが苦手で何度もミスをしたりと
業務に苦痛を感じるようになりました。周りに弱音を吐くと「がんばれ」「自分を成長させるための試練だよ」と応援してくれましたが、やりがいも感じないのにパワーストーンのために耐えるべきことなのかと疑問を抱えるようになって結局3か月で辞めることになりました。
今思うと、15年続けた図面を書く仕事は得意だったから続けることができたんだなと気づきました。
こんな話を聞いて「得意なことであっても、転職を繰り返すこともあるんじゃないか」という考えもあるかと思います。
たしかに、得意なことだけでは満足できる働き方はできないでしょう。
なぜなら、得意なことだけでなく、興味があることや「こうなったら最高!」と思える価値観がマッチしなければ、就職してもいずれ不満が出てくるからです。
なので、ここでは「得意なことが見つかれば転職を繰り返しません!」とは言いません。あくまで将来やりたいことの選択肢を無駄に広げず効率よく絞ることができるようになります。とだけ伝えておきます。
最後に結論ですが
子供が得意なことを見つけることで、子供が大人になったとき「やりたいことがわからない!」と悩むことを減らすことができます。
最大限に活かすためにも子供自身が得意なことを理解できるようにしましょう。