こんにちは、提唱者からんです。
先日、6歳の息子と同級生の孫をもつおばちゃんから相談されました。
「孫に本を読ませたいんだけど、どうしたらいいかな…」
ことの経緯を聞くと、お孫さんに本を読むように言ったところ
「パパはゲーム、ママは漫画ばかりで、本なんて読んでないのになんで僕は本を読まないといけないの!本読んでるのバァバぐらいじゃん!」と反攻され、返す言葉が見つからなかったそうです。
そんな今回は「子どもに本を読ませるにはどうするべきか」について、思考を巡らせてみようと思います。
【結論】子どもに「本を読んだらうれしいことがある!」と学ばせる
そもそも親が子どもに本を読ませたい理由は何でしょうか?
調べて出てきた主な理由がこちら
- 読解力
- 語彙力
- 知識の向上
- 想像力や集中力の育成
- 親子のコミュニケーション深める
しかし、子供からしたらそんなこと、求めていませんよね。
例えるならば、知人から「絶対読んだほうが良い!」と興味もない小説を無理やり読まされるかのよう…
もし、親の願望を前面に出して「本を読みなさい」と言っていたら、きっと子どもは「読書=苦痛」になることでしょう。
しかし、もしも前回知人から勧められて読んだ小説の感想を伝えたとき、知人が嬉しそうに喜んだり、感謝を述べられていたらどうでしょうか?
また知人に勧められた本を読んでみようかな?という気持ちになりませんか?
つまり、同じように子どもへ「本を読んだらうれしいことがある!」と学ばせることが大事です。
本は上手に読めなくたっていい
ここからは、私が実際に息子に「本を読んだらうれしいことがある!」と学ばせるために意識していることをまとめます。
大前提として、本を上手に読めなくたっていいです。
間違えて読んだり、読み飛ばしても厳しく言いません。
私もスルーすることもあります。
それよりも、重視するのは下記の2点
- 文章を1行でも読んだこと
- 自ら本を手に取ったこと
めちゃくちゃ褒めます。
そして、大げさに驚きます(笑)
「ここまで読めたね!すごいじゃん!」
「自分で本を読んでたの!?え!ホントに!?」
そして、その場だけでなく時間が経ったあとでも、話題に引っ張ります。
「そういえば、朝に本を読めてよかったね!レベルアップしたね!」
「昨日の夜は、お布団に行ったと思ったら本を読んでてびっくりしたなー」
息子の性格もあると思いますが、褒められると「もっとできるよ!」とやる気が出たり、驚くと「もっと驚かせよう!」とこっそり本を読むようになりました。
なぜ本を読むべき?6歳の子どもと意見交換
息子が6歳になってから3回ほど「なぜ本を読むべきか?」について意見交換をしました。
1回目は興味もなく「わかんない」と言って私の考えを聞くだけで終わりました。
しかし、2回目、3回目になると私の考えを真似て自分の考えを話すようになり、今では本を読むことは大事なこと。
と6歳ながら感じているようです。
※自分の考えと言っても、読むべき理由は私の意見しか聞いていないので、私と全く同じです(苦笑)
私が子供に伝えた「本を読むべき理由」
結論:人生の失敗や後悔を減らすために本を読む
なんて、堅苦しいことを子供に話してるんだ…と思われたことでしょう(笑)
6歳に話すことじゃないだろ。って自分でもツッコみたくなります。
ですが、理解できるのであれば、少しでも早くこの考えを取り入れていて損はないと思います。
私は元々本はあまり好きではなかったですし、学生時代は親に「本を読め」「新聞を読め」と言われ続け、嫌でたまりませんでした。
しかし、社会人になって「本を読むことで、疑似体験として自分の経験になる」という考えを持つようになりました。
例えばこんな感じです。
- いじめの小説やエッセイを読んで疑似体験
- 全力で部活に取り組む主人公の話を読んで疑似体験
- 芸能人のエッセイから失敗談や奮闘を疑似体験
自らリアルに経験して学ぼうと思っても、そんな簡単にできることではありません。
人を傷つけたり、自分自身の心が傷つく恐れがあります。
しかし、人を巻き込むことなく、1冊の本から疑似体験することで、色んな考え方や感情を知ることができます。
そして、現実でどのように振る舞うか、どんな人生の選択をするか極力後悔を減らせる行動が出来ることでしょう。
※当たり前ですが選ぶ本の内容によって変わります。
現在6歳の息子がハマっている本は発明王エジソン
必要ない情報かもしれませんが、ついでに紹介させてください。
漫画になってしまうのですが、角川まんが学習シリーズまんが人物伝のエジソンに息子は現在ハマっています。
4歳頃に買って放置されていた本ですが「本を読むべき理由」について意見交換をしてから突然引っ張り出して読むようになりました。
6歳なりに考えているようです。
息子がエジソンの話で一番気に入っているシーンは、エジソンが6歳ぐらいの頃に火の観察に夢中になって小屋が火事になったシーンです。
何度も「エジソンは、火で実験して火事になったんだよー」と話しをします。
それと合わせて「火は気をつけて使わないと!」と言うようになりました。
人物伝はこの1冊しか持っていませんが、これをきっかけに新たに増やそうと思えるほど良かったので、オススメしたいと思います。
子どもに本を読んでもらいたいなら「本を読んだらうれしいことがある!」と学ばせる
最後に、私は息子に「本を読んだらうれしいことがある!」と学ばせるために、褒めたり、驚いたりするとお伝えしましたが、
必ずやらないようにしていることがあります。
それは、本を読んだらおやつが食べられる!など、うれしいこと=お金を使うご褒美にしないことです。
物で釣りはじめると、必ず前回よりももっと良いものが欲しいとなって、何のための読書かわからなくなります。
子どもに対して、褒めたり、驚いたり、読んだ本に対して興味を持った声かけや、ハグなど、お金を使わなくても子どもが喜ぶことにしましょう。
お金はかからないのに、効果絶大です。
以上、提唱者からんでした。
この記事が、あなたのマインドに良い影響を与えられたら嬉しいです。
また次回の記事でお会いしましょう。