
こんにちは。提唱者からんです。
仕事に家事に育児に、毎日やることが山積み。やらなきゃいけないとわかっているのに、なぜか体が動かず、ついつい後回しにしてしまう。
「また後回しにしちゃった…」「なんで私はこんなにダメなんだろう」
そうやって、自己嫌悪に陥った経験はありませんか?
でも、安心してください。それは決して、あなたが怠けているわけではありません。特にHSPさんの場合、後回しにしてしまうことには、特別な理由があるんです。
この記事では、あなたがなぜ動けないのか、その根本原因を一緒に見つけていきます。そして、自分を責めるのではなく、もっと楽に行動できるようになるためのヒントをお伝えします。
HSPさんが後回しにしてしまう本当の理由とは?

HSP(Highly Sensitive Person)とは、「人一倍繊細な人」のこと。周りの些細な変化にも気づき、物事を深く考え、共感力が高く、五感が鋭いといった特性を持っています。
こうした特性は、後回し癖と深く関係していることがあります。
たとえば、HSPさんは物事を深く考えるため、「完璧にやらないと意味がない」「もし失敗したらどうしよう」と考えすぎて、なかなか行動に移せなくなってしまうことがあります。
また、周りの期待に応えようとしすぎたり、多くの情報に圧倒されたりして、エネルギーが消耗してしまうことも。心身ともに疲れてしまうと、新しいことに挑戦したり、面倒な作業に取り組んだりする気力も湧きにくくなります。
このように、HSPさんの後回し癖は、あなたの繊細さや真面目さから来ていることが多いのです。決して「やる気がない」わけではないので、自分を責める必要はありません。まずは、あなたが持つ特性を理解することが、後回し癖を克服する第一歩になります。
あなたはどれに当てはまる?「後回し原因」10のチェックリスト

あなたの後回し癖の原因は、一体どこにあるのでしょうか?
まずは、以下の10のパターンから、自分がどれに当てはまるかチェックしてみましょう。複数の項目に当てはまるかもしれません。
- 完璧主義:完璧な仕上がりを求めすぎるあまり、なかなか手をつけることができない。
- やることの多さ:タスクの多さに圧倒され、「何から手をつけていいかわからない」とフリーズしてしまう。
- 不安や恐れ:「失敗したらどうしよう」「うまくいかなかったらどうしよう」という気持ちが先行してしまう。
- やる気が出ない:そもそも行動へのエネルギーが湧かず、気分が乗らないと何も手につかない。
- 目先の楽しさへの誘惑:すぐに得られる楽しさ(スマホ、SNS、動画鑑賞など)に気を取られ、大事なタスクを後回しにしてしまう。
- 自信がない:「どうせ私にはできない」と、行動する前から諦めてしまう。
- ギリギリで動く癖:追い詰められないとエンジンがかからず、いつも締め切り直前になって慌てて取り掛かる。
- 気分屋で飽き性:気分が乗らないと全く手につかず、興味がなければすぐに飽きてしまう。
- 時間の見込み違い:「まだ時間があるから大丈夫」と甘く見積もり、結局間に合わなくなる。
- 変化のない作業への嫌悪:単調なルーティンワークや、新しい発見がない作業にうんざりしてしまう。
どうでしたか?どれか一つでも「これだ!」と感じるものがあれば、それがあなたの後回し癖の根本原因かもしれません。自分の傾向がわかれば、次はその原因に合わせた対策を考えることができます。

ちなみに私は、⑦と⑨以外全て当てはまりました。
後回し癖を「やめる」のではなく「楽にする」方法

後回し癖を「やめる」のは簡単なことではありません。
私は何度「改善できた!」と思っても気を抜けばすぐ元通り…
なので、ここでは「やめる」のではなく、もっと楽にするための具体的な方法をご紹介します。
1. 完璧を目指さない!「まず一歩」を踏み出すヒント
完璧主義が原因の場合、まずは「完璧じゃなくてもいい」と自分に許可を与えましょう。たとえば、「部屋全体をきれいに掃除する」ではなく、「机の上だけ片付ける」のように、ハードルをぐっと下げてみてください。完璧な結果ではなく、行動したこと自体を褒めてあげることが大切です。
2. タスクの「見える化」で漠然とした不安を解消
やることの多さに圧倒されるタイプなら、タスクを全て書き出して見える化しましょう。タスクを細かく分解し、一つずつチェックしていくことで、「これだけやればいいんだ」と安心感を得られます。
3. 自分を許す練習:失敗しても大丈夫だと知る
不安や恐れが原因なら、「失敗しても大丈夫」と自分に言い聞かせる練習をしてみてください。失敗から学べることはたくさんあります。成功だけがゴールではないことを知り、自分に優しく接することが大切です。
4. 小さな「できた」を積み重ねる習慣
自信がない場合は、どんなに些細なことでも構いません。「朝起きてすぐに顔を洗えた」「メールを1通返信できた」など、小さな「できた」を毎日記録してみましょう。成功体験を積み重ねることで、少しずつ自信が湧いてきます。
5. 具体的な行動に落とし込むための思考法
「やる気が出ない」という場合は、「いつ、どこで、何を、どのようにやるか」を具体的に決めてみましょう。たとえば、「帰宅後、ソファに座る前に洗濯物をたたむ」といったように、行動を具体的にすることで、脳が動きやすくなります。
あなたらしい「後回し」との付き合い方を見つけよう

後回しにしてしまう原因が分かれば、それに合わせた対策も明確になります。
完璧主義が原因なら、完璧でなくても良いという許可を自分に出すこと。タスクの多さが原因なら、一つずつ見える化して取り組むこと。このように、あなたの後回し癖に合わせた解決策を見つけることが、一番の近道です。
いきなり全てを変える必要はありません。まずは「これならできそう」と思えることから始めてみましょう。そして、無理なく、自分のペースで続けることが大切です。
後回し癖を完全にやめるのではなく、あなたの気質とうまく付き合いながら、より楽に生活していくための方法を見つけていきましょう。
最後に:自分を責めず、少しずつ前に進んでいくために
今回の記事を通して、自分の後回し癖と向き合うきっかけになったでしょうか。
後回しにしてしまうのは、あなたが怠けているからではありません。あなたの真面目さや繊細さといった、HSPさん特有の気質が関係していることがほとんどです。
だからこそ、自分を責める必要はありません。大切なのは、その根本原因を知り、自分に合った方法で少しずつ対処していくことです。
完璧を目指さなくて大丈夫です。小さな一歩でも、確実に変化は生まれます。
これから、あなたのペースで、あなたらしく日々を過ごせるよう、心から応援しています。

以上、提唱者からんでした。
世の中には、自分がどんなに後回しにしていても、気に留めない人もいます。
だからといって、後回しを気にするHSPの私たちは決して悪くありません。
私は、自分自身が後回しにしていることを解消したとき、何とも言えない充実感を得ることができました。
あなたにも、その充実感を感じてほしい。
後回し癖は完全に直せることではありませんが、残りの人生を1日でも多く充実するために向き合うべきことです。
一緒に少しずつ自分のペースで向き合っていきましょう。