人に好かれ、頼られる人間になりたくて相談や不安を漏らされると「良いアドバイスをするぞ!」と意気込んだりすることはありませんか?
しかし、良かれと思てアドバイスしたにもかかわらず相手の心にささらなかったり、聞き流されてモヤっとする経験から悩むこともあるかと思います。
私もその一人です。
今回はアドバイスに頼らず「あなたと話せて良かった!また話したい!」と思われるほど相手に好かれ、頼られる人間になるため、アドバイスよりも大事な相手を受け入れる力を身につけます。
相手に好かれない理由ってなんだろう?
相手の悩みを解決するためにアドバイスをしているはずなのに、不満な顔をされたり、苦笑いされたりすることがありますよね。
どうしてでしょうか。
思い返してみると、考えが先走ってアドバイスをしていることが多いです。
相手が悩みや不満を漏らすとあなたのこれまでの経験から推測をしてすぐにアドバイスをすることはありませんか?
問題を放置せず、すぐに解決しようとする才能があるがゆえに自然とやってしまいがちです。
この才能は仕事や自分自身に問題や課題が発生したときに素早く対応する素質を持っています。
しかし、必ず物事には欠点がつきものです。
すぐに解決しようとする才能は感情が交わる悩み相談には不向きな才能なのです。
感情が交わる相談はすぐに解決してはならない
すぐに解決しようとする才能が悩み相談に不向きな理由は、相手の辛い感情を和らげることよりも、発生した物事に対する問題解決を優先してしまうからです。
例をあげると下記のようなことです。
Aさん│「昨日仕事から帰ったら、先に帰ってたパートナーが夕食も作らずゲームをしてたんだよね、、、」
Bさん│「うわぁ、、それは嫌だね。ルールとか決めてないと?わが家はルールを決めてからそういう悩み無くなったよ!」
Bさんの対応に、Aさんの気持ちはスッキリしたでしょうか?
おそらく大体の方はAさんはもっと自分の話を聞いて欲しかったと、モヤモヤしているだろうと感じるかと思います。
逆にBさんからすれば、すぐにアドバイスをしたにも関わらず、Aさんの反応がイマイチなことに疑問や不満を感じることでしょう。
私は完全に私はBさんタイプなので無意識に相手の気持ちを考慮しないアドバイスをしていました、、💧
これでは相手に好かれないだけでなく仲を深めることも信頼されることも難しくなります。
このようなことから「あなたに話してよかった」と好感をもってもらうには先走ってアドバイスはせず、相手の気持ちがスッキリするまで相手の話に耳を傾けることが当たり前に出来なくてはいけません。
好かれるためには相手を受け入れる力を身につける
あなたはどちらの人と過ごす時間が好きですか?
- A│あなたへたくさん話を聞かせてくれる人
- B│あなたの話を否定せずに聞いてくれる人
ほとんどの方はBの「あなたの話を否定せずに聞いてくれる人」を選ばれるかと思います。
人は誰しも自分の感情を我慢せずに生きたい生き物です。
自分が思っていること、感じていることを素直に口に出すと気持ちが楽になりませんか?
そしてもし、あなたの話を聞いた相手があなたの言動に対し否定せず「そうなんだね」と温かく受け入れてくれたらどう感じますか?
自分を全く否定されない空間は心地よく、もっと自分をさらけ出したい!という気持ちになりますよね。
今あなたの周りにそんな風に温かく受け入れてくれる存在がいるのだとしたら、あなたは幸せ者です。
なので、あなたが人に好かれたい!頼られたい!と思うのであれば、相手が自分をさらけ出したくなるような人になる必要があります。
相手の心を開くために身につけたい3つのこと
相手があなたに対して安心感を抱き、心を開いてもらうためには下記の3つを取り入れてみてください。
- 相手の話に割り込まない
- 相手の考えや在り方を否定しない
- 話の途中、無言になっても気にしない
それぞれ、解説をしますね
相手の話に割り込まない
話を聞いている途中で、自分の考えや気持ちを伝えたくなったとき、つい話に割り込んでしまうことがあるかと思います。
しかし、相手が不安やモヤモヤを吐き出しきる前に割り込んでしまうと、話すハズだったことをやめてしまう可能性があります。
もちろん割り込んだ際の言動や状況によっては、その後も話は続き、本音を聞けるかもしれませんが、相手には確実に話を止められた瞬間モヤッと小さな不快感がうまれるものです。
その為もしあなたが現在、話を遮ってしまう癖に悩んでいるのであれば、下記の記事もあわせてご覧下さい。
私自身も人の話を遮ってしまう癖があり悩んできましたが、記事に書いていることを実践したことで、前よりも確実に改善することができました。
相手の考えや在り方を否定しない
これは本当に身につけることが難しいです。
"人それぞれ考え方や在り方が異なっていて当たり前"頭では分かっていても、無意識に相手を否定する行動をとる人は多いです。むしろ、否定せずに生きる方が難しいです。
理由は相手の発言に嫌だ!苦手だ!と感じると自分の心を守るための防衛本能が反射的に働いてしまうからです。
苦手だなと感じる発言を聞くと、顔に緊張感が走ったり、笑顔が固まったりしませんか?
つまり言葉に出さずとも表情だけで相手には(否定された)と感じ取ることが出来るのです。
それほど相手を否定せずに接することは難しいです。
なので、初めの頃は仲良くなりたい!と思っている相手にだけ否定しないように気をつけてみてください。
理由は仲良くなりたいと思っている相手になら他の人なら「うーん(;´・ω・)」と感じる発言も「そうなんだ(*^^*)」と肯定的に受け取ることが出来るからです。
しかし、ここで注意したいことは仲良くなりたいと思っていた相手と満足するぐらい仲良くなったときです!
ここで気を緩めて接してしまうと亀裂が入ることもあります。"親しき仲にも礼儀あり"という言葉があるように本当に失いたくないのであれば、相手の心を丁寧に扱うように接することが大切です。
私は傾聴を重視する仕事でない限り、自分が大切にしたいと思う人にだけ接し方を気をつければ良いと思います。
無理せず自分の気持ちも大切にしながら相手の考え方や在り方を受け入れられるように意識してみてください。
話の途中無言になっても気にしない
相手が不安やモヤモヤに対する話をしている途中無言になることってありますよね。
こちらは話を聞きながら「そうなんだね」と相づちを打っていて、突然無言になると慌てて何か言わなきゃ!っと質問をしたり、アドバイスをしてしまいがちです。
しかし、ここは我慢!
無言になって何か話さなきゃ!と考えているのは相手も一緒。
相手が話し出すのを待ちましょう。
ほとんどの場合、相手はこれまで自分が話した不安やモヤモヤに対し客観視しながら自ら解決策を考えています。
そして「こうしたらいいのかもしれない」っと自分の考えを不安に感じながら話してくれるはずです。
その時にあなたが「たしかに」「なるほど」と肯定的な反応をすれば相手はホッと緊張が解かれ安心し、同時にあなたに対して信頼感が増します。
計算高いと思われそうですが、誰だって人に好かれたいと思っています。
だから努力をするのです。
努力もせず、人に好かれる人を妬み陰口を言う人もいますがそんな人の声に耳を傾け、流されてはいけません。
自分が幸せになる努力に終わりはありませんが、その分幸せを感じることも増えるので今自分が人に好かれる努力をしたい!と感じるのであれば迷わず今回お話したことを取り入れて見てください。